カルバックライブラ距離・・・?得体が知れないので正規分布で具体例を作ってみる
カルバックライブラ距離とは
をを確率変数とする確率分布として以下の式で定義される
カルバックライブラ距離は常に非負で、ゼロになる時は
のときに限るという性質があります。
※距離の公理は満たさないので、本当は距離と呼ぶべきじゃないかもしれませんが、あえて距離と呼びます。数学的な術語としての「距離」の意味はないです。
ものの本によれば、
「真の分布を、推測の結果をとすると、カルバックライブラ距離が小さいようなを持ってくることで真の分布に近い推測が得られるだろう」
とのこと。
カルバックライブラ距離を持ってくるモチベーションが全然わからん・・・。
正規分布で具体的に計算してみれば何がやりたいかつかめないかな?
ということで計算してみる。
もも正規分布にしちゃう。
このとき、カルバックライブラ距離は
第1項は2つの分布の分散で決まる項
第2項はこれ、実は定数ですね。(あとで第3項の計算をしたあとで、とするとわかる)
それと3つめ、相手のを使って「分散」を計算する項が出てきた。
第3項をもう少し変形する
第1項は正規分布から分散を計算するいつものあの変換で計算できる
第2項はの変換をすると被積分関数が奇関数になるのでゼロ
第3項はなので簡単に計算できる
結局
まとめると
結論:やっぱりわからん。
計算間違った・・・?(一応ならゼロだが・・・)