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ビジネスと技術やってたらロボティクスにいきついた人のブログ

定年までに1億円作る方法

複利パワーはヤバいという話です。

えー、詐欺とかではないです・・・w

ボーナスの時期になったし、自分もいい年齢になってきたし、将来を考えて資産形成しなきゃなと思い立って計算してみた。

 

 

問題設定

毎年決まった額を投資に回すとして、いくらの投資額でどれぐらいの年利が見込める運用を行えば30年後に1億円の金融資産ができているか。

 

考え方

単純に数IIの数列ですよね。

年度の終わりに、前年度の運用総額がr倍されて、追加でb円積み立てるわけだから

漸化式として

a_{n+1} = ra_n +b

となる。

 

あとは一般項求めるなり、エクセルかなんかで適当に各項計算したりしてね。

 正体は等比級数です。

 

 

 計算結果など

・年120万貯めるよ!

毎月10万積み立てるやつですね。

この場合、年利6.3%の運用を目指せば30年目で資産が1億を突破します。

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年利6.3%というのはどの程度現実的なのかというと・・・

どうなんでしょうね。確定拠出年金の説明なんかではリスクがあると説明される、株式への運用が必要になります。

インデックス連動型の投資信託を使うと

(例えば 『MSCI コクサイ・インデックス (KOKUSAI) (円)』 |株価指数

年率6%を上回ることは(ここ数年の動向では)十分現実的です。

1億円なんか俺みたいな平民に貯められるわけねーじゃん・・・と思ってたけど、こう見ると案外現実的かもね。

 

まあ30年間同じ投資手法が通用するかは神のみぞ知るですが・・・。

実際TOPIXなんか見てると、露骨にバブル期だけおかしいことになってるしね。

 

 

・定期預金で年120万貯めるよ!

今の金利を前提とすると、今どきは年利で0.01%とかそこらですね。

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30年後の預金残高は3605万円で、利息分は5万円です。

あほくさ!

(インフレしないかぎり)元本が減るリスクがない以外はメリットが無いというのが私の見解。

 

 

・年間120万の積立をバフェットが運用した場合

wikipediaによると、投資の神ことバフェット神は40年間年利21%を達成したようです。

年利20%の場合は・・・

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30年後の資産はなんと14億!!!

ふくりのちからってすげー!

年利20%なんて神じゃなきゃ実現できないと思って、そんな話にはでかいリスクがあるかサギだと思っておきましょうね。

 

 

・年利2%の場合、1億貯めるには?

2%というのは金融商品の中でもリスクが低いほうだと言われる国債で達成できる水準です。

いまだと米国債が近いかも。

この場合の資産推移はこんなかんじ

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1億にするには年250万ぐらいの積立が必要です。

仮に年収1000万だったとして、額面の25%を貯蓄に回す計算。

独身なら頑張ればいける水準かも・・・?

 

 

・もし厚生年金に支払ってる分を年利5%の運用に回せたら

厚生年金保険料率は0.18です。これを労使で折半してます。

どういうことかというと、額面での給料の18%が日本年金機構に支払われてます。

そのうち半分が僕らが給与明細で「天引き」という形であらわに引かれてる額になります。

年収500万の人を雇ってる企業が日本年金機構に払ってるのは年間90万円

これをもし全部非雇用側が受け取れて運用に回せたら・・・?

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30年後には5979万円の資産になります。

受け取る年金額をざっくり月20万だとすると、これは299ヶ月分、25年弱に相当する額になります。

年金の受給開始年齢は今は65歳なので、90歳まで生きてようやくペイするという。

わーお!どないなっとんねん!!!!

ちなみに利息なしだとしても、30年で2700万の積立になってるので、月20万の受給ではペイまでに12年、77歳です。

年利3%だと資産は4281万で、ペイまでに18年、83歳です。

 

日本人男性の平均寿命は80歳です。

年金滅ぶべし。